パンソリ
韓国の琴、カヤグムを習っている友人からのご案内で、
韓国の伝統芸能を鑑賞してまいりました。
カヤグムももちろん良かったのですが、なかでもパンソリは格別でした。
唱い手(演目によっては数名)と鼓手(太鼓奏者)1名で綴られる芸能で、
日本でいうと、浪曲と共通点が多いそうです。
胸に心に迫る声に感動しました。楽譜はなく、口承で歌い継がれてきたそうです。約300年の伝統とのこと。過去から現在までたくさんの人の身体の中を住処として生き延びてきたと思うと、改めて感動します。
安淑善さんという方がメインの演者さんだったようで、日本でいう人間国宝の方だそうですが、本当に宝だと思いました。小柄な方ですが、この方が口を開ければ感動が起こるというような、圧倒的な大きさ力強さがありました。
そのような声を拝聴することが出来、至福の時間でした。