月心寺
これやこの往くも帰るも別れては
知るも知らぬも逢坂の関
大雨の日、その逢坂の関より少し京都よりに在る「月心寺」へ出かけました。
横殴りの雨に、びしょ濡れで到着。
「よくもまぁこんな日に、まぁまぁ...」といった感じで迎え入れられ、母屋で美味しいお蕎麦頂きました。
その後、美しいお庭を散策。

元は、室町時代の同朋衆 相阿弥が作庭したと謂われ、大正初期に日本画家の橋本関雪の手に渡ったことにより、この広大な敷地が遺されるに至った、とのこと。
急な山肌を最大限に活かして拵えられた、往時の風雅な遊び場。時を経て、多少かたちは変化したことを差し引いても、確かで強い美意識が感じられました。

上のお茶室から眺めた景色が、下からの印象とまるで違います。
小町像の迫力には圧倒・・・されます。
そば打ちのご主人曰く、「雨上がりの翌日が最高」とのことでした。
その、最高の時に、また訪れてみたいです。