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寂光院

  • 執筆者の写真: 奈尾 吉村
    奈尾 吉村
  • 2018年9月7日
  • 読了時間: 1分

大原には何度か足を運んだことがありますが、おおかた三千院へ参って、それでしまい、というのがほとんどでした。

今回初めて寂光院へ行って参りました。

本堂へ向かう石段からすでに空気は違うのですが、境内に足を踏み入れた途端思わず息が漏れました。ひそやかで優しい趣き。

ここは、能「大原御行」の舞台でもあります。

壇ノ浦の戦いで平家一門が滅び、自らも海に身を投げたところ、敵方の侍に引き上げられた建礼門院。その後、出家遁世して一門を弔いながら、御仏に仕える日々を送られていたのがここ寂光院。夫、高倉天皇の父君である後白河法皇が、輿に乗ってここへ訪ねてこられるところから、能のおはなしは展開します。

実際に訪れ、お参りをし、辺りに漂う匂いや場所の持つ雰囲気などから、人物像はよりいっそう輪郭を持ち始めました。また今度「大原御行」を拝見したいと思いました。

本堂にお参りして、そこで説明を受けてから、ゆっくりと境内をまわりました。

小雨でしっとりと輝く木々や苔の緑を見、良い時に良いところに参れたことを幸運に思いました。

手すりを持とうとした友人が「ひゃっ!」と声を上げたので見ると、

こんなかわいいかえるが(◎o◎)!!

手(足?)が可愛い!

苦手な方もいらっしゃると思うので、写真は小さくしました(-_-)


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