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八瀬赦免地踊

  • 執筆者の写真: 奈尾 吉村
    奈尾 吉村
  • 2017年10月9日
  • 読了時間: 1分

行きたいと思いつつも11年間機会を逃し続け、今年ようやく念願叶って、八瀬赦免地踊を見に行ってまいりました。

「日本昔ばなし」のような世界でした。

お揃いの緋縮緬の小袖を着て、赤い提灯をぶら下げた女の子たちや、大きな燈籠を頭の上に乗せて、風雅な着物で女装した男の子たち。

黒紋付き姿をした音頭取りの男性たちの静かで響く声、それに導かれる祭りの行列。

日のすっかり落ちた青黒い山の斜面を、祭りの行列にくっついて歩きながら、気が遠くなるような懐かしいような不思議な感じがしました。

奉納の踊りは、女の子らによる「汐汲み踊」しか拝見できませんでしたが、単純で純朴な良さに浸りました。

八瀬という地域の特異な歴史に思いを馳せながら、後ろ髪をひかれながら、踊りの場を後にしました。

こんな山深いところで、毎年このような祭事が粛々と行われてきたのかと思うと、何とも尊い気持ちがいたしました。


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