死出の旅路に降る雪は
初春の文楽公演に行って参りました。 にらみ鯛、会場が一気に初春の雰囲気になります。 演目は「冥途の飛脚」と「壇浦兜軍記」阿古屋。 桐竹勘十郎さんの阿古屋は素晴らしかったです! 「絢爛豪華」という言葉が動いたら、阿古屋みたいな感じになるのかな・・・と想像しました。 太夫さんの浄瑠璃、お三味線+お箏+胡弓の息もぴったり!特に胡弓の時は観入り聴き入りました。 「冥途の飛脚」の「道行相合かご」最後の場面は殊に印象的で、日本人に生まれたことを幸せに思いました。 死出の旅路に降る雪は、儚く、哀しく、美しいです。